短編

□恋人同士ですから。
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佐相カップルの日常という妄想。
















先に話題を振ってきたのは相馬だった。

「……あのさ、さとーくん」
「何だ?」
「さとーくんと俺さ…付き合ってから1ヶ月たったじゃん?」
「確かにそうだな」
「あのさ…俺達って」










「まだ…キスしてないよね」
「…………」




………はい?




「キスってあれですか接吻ですかmouse to mouseですか」
「うん…てか何で敬語?」
「……相馬」
「何?」



言うよりも早く俺は相馬の肩を掴み、一言。




「それはまだ早い。」
「真顔で…」



「てか二十歳の男が何言ってるの!?」
「いや無理だから」
「無理って何さ…俺とキス出来ないっていうの?」
「…そうじゃない」


聞こえるか聞こえないくらいの声で、


「は、ずかしいだろ」


「受け攻め逆転フラグキター!!」
「それはない(笑)」
「(笑)て」


「あーもう佐藤くんはかっこいいし可愛いし………嫌みだよね」
「お前も同じようなもんだろーが」
「そんな事ないよー」

「そんな事ある」
「え、わ」

一瞬呆気に取られた相馬の腕を引き抱き寄せる。

「さ、さとーくん」
「ほら」

真っ赤な顔で上目遣いに見つめてくる相馬は、

やっぱり、




「可愛いだろ」















「………すいませんが佐藤さん相馬さん。」
「小鳥遊?」
「小鳥遊くん?」


「仕事中は仕事してくれませんかね」
「ご、ごめん…」
「すまない」


end

何か所構わずイチャイチャしてそうですよね。

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