さびしいけどすきなんだ
□「何で満足げなの!?」
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「あっ、しずちゃん見て見て!!にゃーさんだよ!!」
「にゃ、さん?」
「うん!!」
結局昨日はそのまま夢の中に落ちて、朝から二人で昨日行けなかった銭湯に向かった。
そして向かっている途中臨也が猫を見つけた。
でもにゃーさんって何だ?やっぱ猫の事なのか?
「うわわ…にゃーさんかぁいいよ……っにゃーさんらぶ!」
「臨也、猫好きか?」
「うんっかわいいもん」
「そか」
臨也はふわふわと笑いながら猫を抱き締めている。
こういう時臨也は変わったなぁ、と思う。
最初に出会った時には絶対に見せてくれなかった表情もするようになった。
出逢って数日でお互いにに心を開くなんて、案外俺達は相性が良いのかもしれない。
「よしよし…にゃーさんかわいいね…」
「………臨也、のが」
「え?」
「…………な、何でもない!!」
臨也はいまだに猫をなで回している。
「しずちゃんはにゃーさん好き?」
「ん、好きだ」
「やっぱり!?にゃーさんかわいいもんね!!」
「お、おう」
「ねー、にゃーさーん」
「………」