企画提出

□エンジェル
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派生×臨也企画『I』へと提出させて頂いたデリ臨です。

デリックと臨也は前に池袋で出逢ったという設定です。










「臨也ーーーー!!!!俺のマイエンジェル臨也ーーーー!!!!!!」

「うわ…」
「うわ…って!!何だよその露骨に嫌そうな顔!!」
「だって罵倒されると嬉しいんでしょ?」
「まぁな」
「きもちわるー」


この見た目から軽そうな男はサイケデリック静雄、通称デリ雄。


こいつとは以前池袋で知り合い、それからずっと付きまとわれている。


シズちゃんにそっくりな顔の癖に俺の事が好きなんて信じられないよね。


「今日も臨也は可愛いなー」
「可愛くないし、馬鹿じゃない?」
「ツンデレ!?ツンデレなのか臨也!!」
「死ね」


あぁやめろ!!そんな嬉しそうな顔すんな!!


「かぁわいいなーいざやーいざやー」
「うぁ、やめろ馬鹿」

このホスト野郎調子に乗って頭なで回してきやがった。

「髪サラサラだな、臨也」
「うっさい」
「はは、顔赤いぜ?」
「………っ」
「かぁーわいい」
「死ね!!」
「ごふっ!!」


腹にローキックをぶちこめば変な呻き声と共にデリ雄が倒れた。


「照れ隠し…か…」
「黙れないの君!!」
「怒った顔も天使…!!」
「……っ」


何でこいつは…っ


「その軽さがうざいんだよ!!どうしてそんな簡単に天使とか言うの!?」
「え?」


途端にデリ雄は目を丸くしてきょとんとした。



「なんでって…うーん」
「わかんね」
「はぁ?」
「臨也が天使だからじゃねぇか?」
「俺は人間だし、しかもどっちかと言うと悪魔よりだと思うんだけど」
「まーなー」
「否定しろよ」

「でも可愛いからいいんじゃね?」
「だから…」
「それに」





「俺には、臨也が天使に見えるから、かな」



「………っ」




デリ雄はそう言って微笑み俺の額にキスを落とす。


反則だ。



「…ばか」

「おう」

「タラシ」

「ああ」

「………っばか!!」


そう言ってデリ雄の頬を思う存分引っ張った。


「ちょっ!いひゃいっいひゃいいひゃい!!」
「うっさい!!」

一気に手を離せばデリ雄の頬は漫画みたいにピンク色。

涙目で頬を擦るデリ雄を見ているとどうしようもない笑みが零れる。



「あはは、デリ雄のばーか」

「……………!!い、ざ……………かっ、かわ」

「え?」

「…………………………………やっと臨也笑った!!」

「…………?」

「臨也!!」

「何さ」

「臨也もっと笑え!!」

「え」

「笑えばさ!!」









「俺、もっともっと臨也が好きになれると思うんだ!!」



「臨也は笑った顔が一番かわいぐはっ!!」






利き腕のフルパワーでこの馬鹿雄の顔面をぶちのめした。





(真っ赤だったけどな)
(うっさい!!)



end


デリックの前だとツン全開な臨也さんが好きです。
素敵な企画に参加させて頂きましてありがとうございました!!

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