☆Short story☆
□kiss you
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今日はクリスマス。
一緒に町を歩いて、プレゼントを買って。
そしてお洒落なレストランで食事をして、夜景を見て。
そして最後はホテルで過ごして……。
そんな予定を立てていたのに。
会って数時間で壊された計画。
ユチョンは、自分の上にのし掛かる恋人を見て、思わず溜め息をついた。
彼にはロマンの欠片もないのか。
「どうしたんだよ、そんな顔して」
「ユノには…分かんねぇよ…」
二人で町に出て、ユノに連れて来られた場所は、いつもより高価なホテルの一室だった。
とっても眺めの良い部屋。
ルームサービスの食事を頼み、酒を楽しんで。
幸せを噛み締めていた時だった。
食事を終えた彼は、プレゼントをくれることも無く、いきなり自分を押し倒して。
今の状況に至る…