☆Short story☆
□Crazy Flower
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「え…?」
ユノがきょとんとしている隙に、チャンミンはポッケトから桃色の液体が入った小瓶を取り出した。
蓋を開けばふわりと甘い匂いが漂ってきて。
「な、何それ…」
「酒みたいなもんですよ。
……飛びっきり気持ち良くなれるそうで…」
ニヤリと不敵に微笑むチャンミン。
「ぃやっ…!」
チャンミンは一口分含むと、抗議の言葉を発しようとしたユノの口を塞ぎ、液体を流し込む。
「んんっ…!!」
口の中に広がる、うっとおしいほどの甘い匂い。
それはまるで花の蜜のようで。
「…な、んだよ…これ…!?」
顔を赤くしたユノがチャンミンの背中を叩く。
しかし体に力が入らないのかその手は弱々しくて
「へぇ…かなり即効性があるみたいですね」
感心したようにチャンミンが呟く。
チャンミンは数日前とあるサイトで見つけた媚薬を購入していた
その媚薬は[Crazy Flower]
即効性に優れている
花の蜜の用に甘く二人を溶かす
二人を狂わすように・・・
熱く・・・