短編

□マッサージ
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「どうですか?」

「気持ちいいです。うーん、でも、少し力が足りないかも…」


桜は、凝り固まった肩をどうにかしてもらう為、不入谷教会にいる牧野の元へやってきていた。
彼は喜んでマッサージをしてくれたが、力があまり無いせいか、良い感じ、とはいかなかった。

牧野は少し考えると、「待っていて下さい」と言って奥の部屋へ。
しばらくすると、何かを手に戻ってきた。


「電気マッサージ器…これなら、手でやるよりも良いと思うよ」


牧野が持ってきた電気マッサージ器は電池式で、スイッチを入れれば直ぐにブーと音を立てて動き出した。

桜が座る椅子の後ろに立ち、早速肩に当ててやれば、「あー…」とオッサンくさい声が聞こえ、思わず笑いが零れた。


「ふふ、なんだか疲れの溜まったお父さんみたいだね」

「せめてお母さんにして下さいよー!」

「はは、すみません」


他愛ない話しをしながら、右肩、左肩と交互に当てていく。
背中にも当ててやろうと、マッサージ器を移動させた時だった。


「んぁッ!」

「っ!」


桜はビクッと身体を跳ね上がらせた。「変な声出ちゃった…」と顔を赤らめて牧野を見た。


「ごっ、ごめんなさい、私、背中弱くて…」

「いっ、いえ、私こそ、急にすみません…。……。」


恥ずかしそうに正面を向く桜を見て、牧野も顔が熱くなるのを感じた。
ドキドキと落ち着かない心臓に「落ち着け」と言い聞かせながら、再び彼女の肩にマッサージ器を当てる。


「っん、」

「っ」


背中に当てたせいで敏感になっているのか、肩に当てると同時に、彼女の口から小さな吐息が漏れた。
それを聞いた牧野は、何を思ったのかマッサージ器を肩から前の方へ移動させる。
胸の辺りまで移動させると、円を描くようにマッサージ器を動かした。


「やっ…!?まっ、牧野、さん…!」


突然の出来事に動揺し、再び彼の顔を見れば、頬を紅くしてボーっとした表情をしていた。


「ま、きのさんっ、んっ…ぁ…やめ…っあ」

「肩より、こっちの方が気持ちよさそう、ですね」


スルスルとマッサージ器を下腹部の辺りまで移動させる。
スカートをゆっくりとめくり上げ、下着の上からマッサージ器を当てれば、桜の身体がビクリと跳ねる。


「ぁあっ!そこ、っだ、めぇぇ…!」


小刻みに伝わる振動が、ありえない程の快感を与える。
牧野は桜の耳に舌を入れ、クチュクチュと音が鳴るように舐めまわす。


「はぁ…っ…桜ちゃん……」

「はぁっ、ん!ぁっ、あんっ!だめ、だめぇっ!イッ…イッちゃうよぉ…!!」

「ん……イッて、良いんだよ…ほら」


マッサージ器のスイッチを強に変えてやると、桜はビクンビクンと身体を大きく震えさせて達した。


「はぁ…ぁ…っん…はっ……」

「桜、ちゃん…」

「っ、…牧、野…さん…っ」


息も整わないうちに桜は立ち上がると、牧野を長椅子に座らせた。
ビクビクしている牧野の足元に座り込み、
服の上からでも分かるほど膨らんだ男根に手を伸ばした。
撫でるように触れば、彼から喘ぎ声が零れる。


「…ハァ…牧野さん…、興奮しちゃった…?」

「ん…」

「こんなに、大きくなってるよ…?」

「い、言わないで、下さい…っ」


桜は求導服の裾を捲り上げ、ズボンのベルトを外すと、器用に牧野の自身を取り出した。
すでにそそり立っているソレの先端からは、先走りの液が溢れている。
それをペロ、と舐めとってやる。


「あ…っ」

「…牧野さんも、気持ち良くしてあげますね」


そう言うと、ソレを口に加え、頭を上下に動かし始める。
時より強く吸ってやると、彼の喘ぎが一層大きくなった。


「…ぁっ、桜、ちゃん…」

「んっ…ん、ん、っむ…」

「ひっ……!あ、ぁっ、」

「っん、っは、…イきそうだったら、出して、良いですからね…」


ピクピクと痙攣する太ももを見て、そろそろと判断した桜は、一気にスピードを速めた。


「あぁっ…!桜ちゃ……ぁ!っでる……ぅっ…」

「─んぅっ」


ドクドクと口内に注がれる白濁を、ゴクリ、と喉を鳴らして飲み干してみせると、牧野は困ったような顔をした。


「…の、飲んだの…」

「え、っと…はい」

「美味しくないだろうに…それに、お腹、壊すかもしれないよ…?」

「美味しくはないですけど、牧野さんのだから。お腹壊したら、看病してもらいますっ」


そう、元気に言う彼女を見て、牧野は微笑み、頭を撫でてやった。









(牧野さんって何気に変態ですよね)
(え…!…っそんな事は…。)



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