迷い道
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「おーい!あやめー!」
「へーすけー!どしたの?」
「あやめって今度の休み空いてる?」
「うん。空いてるよ。」
「よし!じゃあ俺と町に行こう。うまい豆腐料理の店みつけたんだ・・・・。」
「ほんとに!?行くっ!絶対行くっ!!とりあえずへーすけ、よだれ拭こうか。」
「おお・・・。」
兵助は豆腐料理の妄想でよだれが止まらないようだ。
そんな兵助に冷ややかな視線を送っているが、あやめは豆腐愛好会の副会長。
もちろん会長は兵助。
会員は二人のみ。
因みに只今会員絶賛募集中だ。
「今からどこか行くの?」
「ああ。火薬委員会があるから。」
「ほー・・・・。手伝おうか?今暇だし。」
「いいのか!?助かるよ。」
伊助は補修で休みと聞いていたが、他の子達はまだ来てなかったが出庫管理だけでも。と先に始めることにした。
「ごめ〜ん。もしかして遅刻しちゃった?」
ふにゃっとした声で謝りながらタカ丸がやってきた。
その奥から三郎次が走ってやってくる。
「あれ。もしかして遅刻してしまいましたか?」
「ああ、来たか。まだ大丈夫だ。待ってる時間ももったいなかったから先始めてたんだ。今日はあやめも一緒だぞ。」
よろしくねーと挨拶をしてそれぞれ仕事にとりかかった。
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