ループ


□手毬唄  ―駕籠―
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花の色は

空しく色褪せる

時は流れ

移ろい逝く

腐り

朽ちる


美しかったものも

輝きも

くすみ

歪んでいく


喪失した時間は元には戻らない


虚像であると知っていても

そこに縋るのは愚かな事なのか


閉じ込めてしまえばいい


時も

命も

止まれ


美しければ


それでいい…







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