白の花束 BOOK
□始まり
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私には両親と一緒に過ごした思い出が少ない。
私の家はお金持ちってわけではなかったから、
父親も母親も忙しそうに毎日働いていた。
休日なんてめったになかった。
そんなに忙しい中で両親は時間があくと、いつも一緒に遊んでくれていた。
だから、寂しいなんて感じたことは一度もなかった。
確かに暮らしは楽ではなかった。
でも・・・幸せだった。
この幸せがずっと続くと思っていた。
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