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□あと何歩
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『アギト、中山さんにちゃんとお礼言わないと!』

「うるせー、別に良いだろ。アイツが勝手にもってきたんだから」

『んもー、じゃぁ明日からお昼は僕が出るからね』

「…なんでそーなる」

『僕、中山さんとお昼食べたいし。お弁当もおいしそうだったしね』

『アギトが中山さんと居たくないって言うなら、僕が一緒に食べようかなって』

「…礼、言えばいいんだろ」
ファックって小さく呟きながら屋上に戻るアギト。
素直じゃないなぁ…。


―亜紀人は微笑みながら見守っていた―




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