Novel

□愛しい人
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「…今日、俺の家にきますか?」




しばしの間俺は目をまるくして日吉をみていた。



〃俺は誘われているのだろうか〃



なんてことを思ったりした。我ながら笑える。


日吉はそんな下心なんかなくただ純粋に俺と一緒にいたいんだろう。

その気持ちは俺も同じだから―





「…ダメ、ですかね?」



赤く染まった可愛いらしい顔で俺をみてくる。

当然断る訳もなく俺は日吉の家に行った。



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