パワパフZ 小説

□かおる=かおるん
1ページ/1ページ

 「かおるん・・・・?」
なんだ、それは。いったい何の冗談だ。しかしみやこはニコニコ顔。
「かおるん!可愛いじゃないですか!どうです!?」
いや、あの・・・そんなうれしそうに言われても、困るんですけど。なんで俺がかおるんだなんて名前をつけられるわけよ。
「だめ、ですか・・・?せっかく、かおるさんのために考えてきたのに・・・・!」
「わぁ!泣くな泣くな泣くな!いい!いいから!かおるんでもなんでもいいから!だから泣くなぁー!」
そういったとたんに明るくなるコイツ・・・・・・・・・・。


・・・・・・・・俺は、だまされているのだろうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「かっおるん♪」
「ももこ・・・・!」
「いーじゃん、かおるん!みやこの愛情たっぷりな、甘くてとけちゃいそうな名前だね〜!」
「とけちまえ」
大体なんで俺がみやこだけじゃなくてお前にまでかおるんなんて呼ばれなくちゃなんねーんだ。
「かおるさん、そういうこと言っちゃいけませんよ」
「みやこ・・・・・・・」
「そうよぅ!みやこ、あんたの彼女なんだから、しっかり教育してもらわないと困るわよ!」
彼女・・・・・・。俺が?みやこじゃなくて?まぁ、いいけどさ・・・。いや、よくねえよ。教育ってなんだ。みやこ、やる気じゃないよな?



・・・・・・・・だめだ、こいつら。ナニ考えてるのか、わかるぞ・・・・・・・。


「やめろぉ!・・・・・・・・・・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
「教育、私も手伝うわー!」
「かおるさんには、溺愛の刑ですわ〜!」


こいつら、本当に、だめだ・・・・・。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ