立海

□柳’s HAPPY BIRTHDAY
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「おい、本当に用はないのか」


帰り道を歩いていると、下駄箱で別れたはずの柳が後ろにいた

「柳・・・さっき昇降口にいたよね?まさか瞬間移動の技も習得していたのかっ?!」

「ふっ・・・それはどうだろうな」

「えっ・・・」

「俺に言いたいことはないのか?」


・・・本当はデータとかなんやらで分かってるくせに。そう思うと素直に言う気がなくなってきた


「っ!!どーせわかってるくせにーそうです、わすれtんんっ”!!」

いきなり口に手を当てられた。柳が少し真剣な顔をしていたので何も言わずに柳を見ると


「俺は言いたいことがある、聞いてくれるか?」

何を言うのだろう、もしかしてプレゼントの話かな・・・


「・・・お前が欲しい」

「えっ・・・?」


いきなり何を言うのかと思ったが俯いていた顔をあげると開眼していた


「こんなことを言うのはおかしいが・・・俺のデータ内ではこれしか思いつかなかった」


データ内そのくらいしかないのかよっ!


「・・・なってくれるか?」

「しょうがない・・・なってやろうっ!!」

「ふっ・・・プレゼントに不満なし」

「えっ・・・まさか」

「なんだ?」



今までプレゼントに難癖を言っていたのはそういうことか


君の新しいデータが知れて良かった・・・なんて

来年のプレゼントはさぁ、どうしよう



~fin~
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