正反対姉妹の華麗なる日常(ブック)

□小悪魔のち悪女、時々女王様
1ページ/5ページ








月日が経つ事のなんて早い事だろう。

ディアナとルナがイッシュからカントーに来て13年の時が流れた。

幼かった二人は19歳になり、見違えるほどに美しく成長したのは言うまでもないだろう。


ディアナは身長こそ152ではあるものの、より一層漂わせる甘いフェロモンが強くなった。

華奢な体に真雪のように白い肌、人形のように整った全身のパーツ。

男の心を揺さ振りかきたてる妖美な娘へと育った。

…性格もより一層悪くなったのが…玉に傷だが…。


そして12歳の時に二人はトレーナーズスクールに入学。

ミナキを屈服させたのが"魔性の女"として覚醒する決定打だったのかは分からない。

だが入学してからたった十日でディアナがスクールに通う約9割の男子を跪かせ屈服させたのはいつまでも同級生達の語り草である。

ディアナが15歳になりスクールを卒業する時も彼女のげぼk・・・もとい後輩達は膝から崩れ落ち泣き叫んだとか。


そしてそんな姉の(嫌な)成長のせいだろう・・・、あの泣き虫で可愛らしい妹像は何処へやら。

すっかりドMに調教されてしまった可哀想な妹は今ではすっかり奴隷精神逞しい事になっている。

聖母マリアでさえ裸足で逃げ出してしまいそうなその儚くも慈悲深い微笑みを見て言い寄ってくる男達は数え切れない程いた。

されどほぼ全ての男子がルナの姉に対する異常とも言える盲目的な姉妹愛に引くか、妹を危険に晒すまいと姉にあっちの世界へ叩き落されているかのどちらかなのである。

ようこそドMの世界へ!




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ