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□calling for you
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――お知らせ:留守電が一件あります――



やぁ、臨也だよ。

用事があった訳じゃないんだけど、
いたずらに突然電話してみたら
繋がらなかったから
いたずらに留守電を入れてみたのさ。

ははっ、
君は今これを聞いて、
怒ってるかな?
それとも呆れてるかな?

嗚呼、
今から楽しみで仕方ないよ。
君は一体どんな反応をするんだろう。
是非とも近くで観察したいものだ。

ああ、
そうそう、君って確か、
沙樹ちゃんに聞きたいことがある
とか言ってたよねえ。

彼女、
今池袋に来てるみたいだから、
会いに行けば?
俺から連絡してあげよう。

と言っても、
君がいつこの留守録を聞くのか
解らないから、
その頃にはもういないかもね。

嗚呼、何だか
君達のそんなスレ違いさえ愛おしいよ。

よし、
沙樹ちゃんに連絡するのは
君から連絡が来た後にしよう。
絶好の暇潰しイベントが出来たねぇ。

あ、
今、もしかして
イラってしたんじゃない?

くくっ、
君はシンプルだからね。
考えが察しやすい。

まぁ、
予想外の反応をしたとしても
それはそれで面白いんだけど。

そうそう、
さっきの話にちょっと戻すと
沙樹ちゃんに聞きたいことってさ。

実は俺、
何となく知ってるんだよねぇ。
ていうか御免、
ちょっと君の友達に聞いちゃった☆

俺の昔話、
聞きたいんだって?

沙樹ちゃんとは
割と昔からの付き合いだからね。
でもあまり俺の話はしてないし
そんなに良い話は聞けないかもよ?

それよりは
俺に直接聞いた方が
良いんじゃないかな?

君の頼みとあらば…

…まぁ、話したり
話さなかったりするかもね。
そこは気分と君次第。

おや、
そろそろ留守録の時間制限が
きてしまうね。

まぁ、
沙樹ちゃん云々は好きにしなよ。
頼まれたらちゃんと
連絡とってあげるからさ。

それじゃ。






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