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だから御免なさい。





『友達でいて欲しい。それじゃ、ダメかな?』





そういって別れて、それで終わりだと思ってた。











―だけど。







次の日から、相手は毎日のように公然の前で私に告白してくるようになったのだ。





「おはようえみちゃん。今日も可愛いね。好きだよ」

「…え?は、ちょ、……え?」

「俺、諦めてないから」



にこっと不敵に笑って、『じゃ教室で』なんて私の頭を撫でて去っていく。





―な、なに、あの人。




流石に最初は柔らかく拒否していたが、もう毎日毎日となると自然と扱いが荒くなる。





それに、あいつは性格があまり良くない。








「―あ、折原君、それ、そこのプリント取って」

「えぇ?俺が?」

「ぱって取って渡してくれればいいの!」

「やだね。えみちゃんがこっち来ればいいじゃん、俺の近くにさ?」

「今はその変態発言に付き合ってる暇はない!」






私が割と恥ずかしがってること知りながら、平然とそんなことを言ってのけるのだ。


おかげでクラスメイトからは公認の夫婦みたいな感じだし。




最近は散々な日々を送っている。












それでも何とかやっていこうと思っていた―そんな時、





その事件は起きた。














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