幻想巡笑〜銀侍遊戯〜

□第三訓*チャイナ娘と万事屋Family
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新「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!
ひいちゃったよちょっとォォォ!!!


どーすんスか コレ!!
アンタ よそ見してるから...」





『まあまあ新八 おちついて』




他人事かのように
気楽に笑っているあ




新「なんでアンタそんなに
おちついてんの!?!?」






銀「騒ぐんじゃねーよ
とりあえずおちついてタイムマシンを探せ」





そう言いながら
自販機の中を覗く銀時





新「アンタがおちつけェェェ!!」



新八も銀時も混乱しているようだ





銀「だ...大丈夫だよオメーよぉ
お目覚めテレビの星座占いじゃ
週末の俺の運勢は最高だった」




とりあえずおちついたのか
銀時と新八がチャイナ娘に近寄る



ぐぃ



銀「きっと奇跡的に無傷に違いねェ...




なァ オイお嬢......!!!!」



ドロッ



身体を揺らすと見えた大量の血



..........。





銀「お目覚めテレビぃぃぃぃぃぃ!!




ブロロロロ――――――





急いで新八に紐で
チャイナ娘を巻きつけ

原チャリを走らせる銀時



その後ろをあも追う





銀「てめっ もう二度と
見ねーからなチクショー!!

いや でもお天気お姉さん
かわいんだよな」





焦りながら叫んでいるが
内容はどうでもいいことだ




『(呑気だなあ〜銀ちゃん)』

思わずそう思うよ






銀「オイ どーだよ様子は」



さすがに気になるのか
新八に様子を尋ねる






新「ピクリともしないよ

早く 医者連れてかなきゃ」




そう会話しているうちに
静かに近づく黒い車





『(あ!あの車!!そうだ!忘れてた)


銀ちゃん!!!新八!!!!』





「「...?」」



あの声に後ろを見ると



すぐ近くに黒い車....



そして車の窓から



カチャ

銃を構える男の姿





銀「!!!」


新「ちょっ...何ィィィ!?」



パン!!パン!!



銃声に思わず目を瞑る新八



新「.....?」



だがいくら待ってもくるであろう
撃たれた痛みは感じない



目を開いてみれば



「「!!!」」



ポロポロ


傘をひらき
銃弾を受け止めたチャイナ娘の姿



そして


ガシャコン


―――ドドドドドドド





傘を車にむけ傘から銃弾を撃つ



ドォォォン



チャイナ娘「フッ」




後ろに動かなくなった車が見える





新「......。」


銀「.........。」





『ヒュ〜♪(さすが神楽♪)』






残った万事屋Familyは
その光景を唖然と眺めながら

あは笑いながら





チャイナ娘を乗せた原チャリを




静かに走らせ続けた







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(.....。)(.........。)
(よかったねえ女の子無事で♪)
((無事どころか...何アレ))
(あははww 凄かったよね)
(.........。)(.........。)







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