幻想巡笑〜銀侍遊戯〜

□第二訓*小さな命と大きな国と
1ページ/8ページ




あれからあたしが
銀ちゃんの家に住みはじめて


もう半月



色んなことがあったな...



銀ちゃんちでお世話になると
決めた日に雫を
忘れていたことを思い出し

全力で走ったりや



銀ちゃんがお金なさすぎて
大変な目にあったりと



まだまだ色々と
トラブルもあったが



まあまたそれは
今度お話しましょう






今ではまあなんとか
騒がしい毎日だけど楽しく過ごしています




(まあ元々銀ちゃん好きだから
一緒に暮らせるだけで嬉しいんだけどねえ〜)



そして今日も...





知るかボケェェェ!!
金がねーなら腎臓なり金玉なり
売って金つくらんかい
クソッたりゃー!!!!」




銀ちゃんに部屋を
貸している大家さんであり


銀ちゃんの真下の家で
自らもスナックを経営する

下の住民スナックお登勢こと

お登勢さんと





銀「家賃如きでうるせーよ
ウンコババア!!!!


こないだアレ...
ビデオ直してやったろ!
アレでチャラでいいだろが!!」





金がなくて家賃が払えず
逆ギレをする銀ちゃんの






お登勢「いいわけねーだろ!
五ヶ月分の家賃だぞ!!!

大体あのビデオまた壊れて
[鬼平犯科帳]コンプリート
失敗しちまったわい!!!!」




銀「バカヤロー諦めんな
きっとまた再放送するさ!!」




ガッ

お登勢「んなこたァいいから
家賃よこせっつーんだよ
この天然パーマメント!!」




銀「んだコラァ
お前に天然パーマの苦しみがわかるか!!!」



そんな二人の喧嘩に





―――カンカン

新「ハァ〜またやってんのか」





銀ちゃんの家への外の階段を
ため息つきながらのぼってくる




あたしと同じ居候ではないけれど
新八も銀ちゃんのもとで
働き始めて半月がたったが




万事屋なんていかがわしい商売儲かるわけもなく



じり貧の生活は相変わらずで





ギャー
―――ギャー


新「ちょっと...アンタらいい加減...」




ぶわっ!!




「「!!!」」





「ぎゃあああああ!!!!!」





お登勢さんに投げられた
銀ちゃんとぶつかりまき添え






まきこまれ泣き叫ぶ新八と





いつものように
騒がしい朝に目を醒ますあたしの




いつもかわらぬ



天気のいいある日のお話







小さな命と大きな国と
---------------------

(ふあぁ〜騒がしいな...)
(ねえ?...銀ちゃん?ニコリ)
(ビクッ!!!は...はい...何かな?)
(別に〜なんでもないよ...)
(今は...ね?(黒笑))(!!!!!(汗))
(...トラウマになっているみたいだな....(苦笑))

(とりあえずコレ家賃です)
(!?それ生活費ィィィィ!!??)







次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ