幻想巡笑〜銀侍遊戯〜

□第一訓*始まりの始まり
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お母さん父さん
お元気ですか?

あたしは元気です



あれから10年たちました


あたしはあなたたちが
生きているとは思ってません




あなたたちが
いなくなってから
何度も願いました

また会えることも望みました




でも噂とは残酷なもので
あなたたちの死を
噂で聞きました




もちろんあたしは
それを信じてません





心のどこかではまだ
あなたたちが生きている
と信じながらも




あたしはあなたたちは
国や人々を護るために命を落とし
今はもう空の上なんだと
そう思っています






『ぅ〜ん!やっと着いたよ
夢にまでもみた江戸!!!』




あれから10年
あたしは今では18歳
(精神年齢30歳(笑))





ながいながい10年間
あたしは必死で己を磨き


今では男にも負けない力

侍にも負けない刀の技術

スピード自慢にも負けない速さ

どんなものにもあてる銃の命中率





今なら自信をもって
母さんについてくことが
できるほどに
成長することができました



(今さら遅いけどね)





でもこのちからで
なにかを救うことができるのなら




(喜んでこの力を使ってみせましょう)





「...にゃあ〜」


はっ!!!



いけない!考えこんぢゃってた




『雫!!!まずは腹ごしらえだよ!!
腹が減ったら戦はできるわけなし』





「(...なにか違うような気がするのだが)」



と思う雫だが




「(まあ..あだからな)」


と1人納得する





『あ!!あそこよさげだ♪
雫!行くよ〜』





よさそうな店を見つけ
入っていくあを追い

雫も店へと入る





(あり?な〜んか見たことある店だなあ〜)






『すんませ〜ん!!そこの綺麗なお姉さ〜ん?
注文したいんでお願いしやーす』





「クスクス..お待たせしました(微笑)」




(わあ〜笑うと可愛い人だな〜)





『えっと..チョコパフェ1つ!!』





「かしこまりました。少々お待ち下さいませ」ニコ




笑顔で去っていく店員さん





『わあ〜客への対応ができてる
きちんとした人だねえ♪』



あたしの膝に座る
雫に話しかける





「.....まぁ裏はなさそうな人間だな」ボソ





周りに人がいるから小さく喋る雫





『そぅだねえ〜』





――――ドガシャン!!!




....ん?
(なんだか騒がしいな)





―――――ワハハハハハ
ハハハハハハ――――




(...なんだろ?喧嘩?)





周りを見渡すと
豹のような顔をした天人の姿





『..ぅげっ!!きも!!!』



あまりに衝撃的だったため
思わず叫ぶ




一瞬豹の天人...
めんどいから豹Aとしよう



豹Aから見られた気がした




オッサン店長「スンマセンお客さん!!
オラッおめーが謝んだよ」




豹の近くにいた
オッサン店長が座りこんで
割れたガラスを片付けていた
少年の髪を激しく掴み
無理やり謝らせよーとする




『!!!!!』



...............。





『ねえ〜雫?
あれはひどいと思わない?』ニコ





「....」コクリ


大きく頷く雫を見て




あたしは立ち上がり



(はぁ〜)


とため息んつき
騒がしい場にむかう





『ねえそこのオッ「おい」
......!!?』




言葉を遮られた

それよりも




『!!!!!!』



(....この声って...?!)






隣から聞こえた声に
聞き覚えがあってあたしはすぐに


声の方にむこうとすると





バカン!!!!!
――――ガシャン!!!!!!





激しい音とともに
オッサンがぶっ飛んだのが見えた





豹A「なっなんだァ!?」
豹B「何事だァ!!」




騒ぐ豹たちを気にせずに

オッサンをぶっ飛ばした人を
あたしは見る




――――スウ




『!!!!!』

(あれは....)




ザッ




豹A「なんだ貴様ァ!!」

豹B「廃刀令の御時世に木刀なんぞぶらさげおって!!」




(銀髪の髪に....死んだ魚のような目)




「ギャーギャーギャーギャー
やかましいんだよ」




(この低い声に)





「発情期ですかコノヤロー」



『!!!!!』

(この何度も聞いたセリフは!!)




ついに....ついに


(リアル銀ちゃんキターーーーーーー!!!!!!!)








始まりの始まり

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(やばいやばいやばい!!!)
(リアル銀ちゃんだよ!!!!)
(ぅは〜♪なんてラッキー)
(生で見れるなんて〜)
(なんて偶然なんて奇跡!!)
(ついに原作突入だ〜!!!)







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