□No.2
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『シエル!』
「遅い」
チッ…またその言葉か。私
にゎ一生無縁のような書類
の沢山ある机に頬杖をつき
いつもの一言をぶつけてき
た。そんな聞きなれた一言
を私に言うシエルゎ男のく
せにとても美しい顔立ちを
している。ブルーサファイ
アの透き通った綺麗な眼に
華奢な体、整った顔ゎ英国
一だと私ゎ思う。
「まったく、お前ゎ毎日毎
日遅刻ばかり。なぜ僕の部
屋までの道を覚えない?」
こんなに偉そうにモノをゆ
うわけだがこれでも世界に
誇れる英国企業の一つ、フ
ァントム社を経営している
シエル、まだ13歳の社会
でゆうなら学生のくせに生
意気だ。そう思いつつもシ
エルのそばにかけよった。