□No.8
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『ぎゃあぁっ!!お…おかえ
り。セバスチャン!』
いきなり背後から声をかけ
られ思わず声がでかくなっ
てしまった。…そんな私を
見てセバスチャンゎため息
をひとつ。
「何を一人で騒いでいるの
ですか?まったく…そんな
ところにに座り込まないで
、坊っちゃんのお向かいに
いきますよ」
『は……はいっ!!』
「…どうしたんです?」
腕を引っ張り私を立たせた
セバスチャンがふしぎそう
な顔をしている。
「"はい"だなんて、貴方か
らそんな言葉、一度も聞い
たこと無いですょ」
『なっ…なにいってんの!
セバスチャンったら!早く
シエルのお迎えいこ!』
あり得ないぐらいの早さで
頭を左右にブンブン降りな
がら私ゎセバスチャンの言
葉をスルーした。
「…貴方なにか隠している
でしょう?」