拍手お礼再録
□拍手お礼その2
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「寒く無いか?」
大丈夫、と返されるものの、赤く染まった頬は冷たそうだ。
生粋の霜の巨人でさえ凍える季節はミズガルズの女神には堪えるだろう。それでも連れてきてしまったのは、単純に見せたかったから。輝く樹氷についた感嘆のため息がダイヤモンドダストとなる。
「綺麗ですね」
そういうお前の方が綺麗だと、口には出さずに後ろからそっと抱き締めた。
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