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□病気しました
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「げほっ、けほっ……。」
「無理をするなフリオニール。」
「すまない。」

それは突然の出来事だった。
フリオが風邪を引いてしまったのだ。
発見者はティナで、キッチンでぶっ倒れていたらしい。

「フリオ、腹が減った。」
「ウォル……、今作るよ。」
「待て、こんな状態のお前に作らせるわけにはいかない。」

ライトはフリオをなだめるようにまたベッドに寝かせた。

「だが、フリオ以外に飯を作る人いないぞ?」

バッツの言葉に室内全員の視線が動く。

「……何だ。」

ライトは眉間にシワを寄せた。

「いや、だから、作る人いないって。」

うんうんと頷く一同。
ライトは深くため息をついた。

「……わかった、私が作ろう。」

わぁい、ライトの飯が食える〜!
と、一同は部屋を出ていった。

「すまない、ライトニング。」
「気にするな、どちらにせよ作る気だったんだ。お前は安心して寝てろ。」
「そうさせてもらうよ。」

フリオニールはライトの好意に甘えることにした。

さて、12時。
お昼の時間だが、いつもお昼はバラバラなので、いいとして、だ。

ライトは冷蔵庫の前に立っていた。

(少ない…。)

どうやら材料がないらしい。
その時、

「ただいまー。」
「おいのばらー!買ってきたっすよ〜!」

出掛けていたらしいユウナとティーダが帰ってきた。

ティーダの手元をみると、どうやらお使いに出ていたらしい。
材料をみてライトはほっと胸を撫で下ろした。




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