FFDD

□病気しました
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「出来た。」
「すごいお姉ちゃん、美味しそうだよ。」
「旨い自信はある。」

ライトは出来たものをお盆にのせる。

「でもさ、何か地味じゃないか?」
「お粥なんて地味なものだろ。」
「梅干し一個じゃ治んないだろ!」

一理あるなと少し思ったライトだが、いやとすぐ訂正をする。

「栄養をつけるというか、腹に物を何か入れさせるのが目的なんだ。薬が飲めるよう。」
「回りを見ろ!お前のエプロン姿を見ようと全員集合している…。本当はすごくイライラしてるんだろ?」

大当たりである。

「って、お前がメールしたから集まってきたんだろ。」
「ま、まぁ、悪いと思ってるわけだ。」
「悪いと思うなら―――」

ライトはエプロンをラグナに押し付けた。

「お前がやってくれるんだろうな?」

















「それでこんなに遅くて、このボリュームなのか……。」
「「………。」」

視線を泳がせるライトとラグナをみて、フリオはため息をついた。

「ところでライト……、皆のご飯は…、」

ライトはバッと時計を見る。

19時………?

部屋から走り出た二人をみてフリオはありがとうと小さくこぼした。

「じゃぁ、いただきます。」

そして一口食べてから二度と風邪は引かないと誓うのだった。


 病気しました


(あ、2人ともお疲れさま。)
(晩御飯は私が作っておいたよ。)
((ユウナぁ!(抱)))




110727
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