「あれ?お姉ちゃんどうしたの?」
キッチンに立つライトにユウナが話しかける。
「それが―――」
「のばらぁぁぁあ!大丈夫か!?」
「騒ぐなバカ!」
スコール(みはり)にはっ倒されたティーダだが、全くめげずにまたのばらぁぁ、とうるうるした目でフリオを見る。
「死なないって約束したじゃないっすか!」
「死んでない!!」
「っていうか、約束してない…。」
さて、現場戻りましてキッチン。
「とりあえず、お粥を作ろうと思う。」
ライトは流しで手を洗う。
そしてエプロン(のばら柄)をつける。
パシャ!
「…………おい、ラグナ。何をしている。」
「いやな、スコールと遊ぼうと思ったらよ、フリオの看病で手が離せないって言うから、仕方なくリビングに来たらライトがなんとエプロン着けてるじゃないですかそれで思わず写メをとってしまったんですが今すぐ削除するのでオメガ様を下ろしてください……。」
わかれば良いとライトは作業に移る。
元軍人とは言えど、セラを養っていけるだけの家事は出来るライト。
あまりの手際のよさに驚いたラグナは、まぁ、色々あって携帯を逆ぱかされてしまった。
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