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□3人で
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さて、場面移りまして、かたぬき。

「ティーダ、それは?」
「ブリッツボールッス!」
(見えない…。)

「できた。」

フリオがティーダを手伝っているうちにティナは黙々と作業をしていたらしい。

「ティナは器用なんだな。」
「すげーッス!」
「二人にそっくりだな。」
「ありがとう。」
「それに比べてティーダのは…。」
「別に気持ちが伝わればそれでオールOKッスよ!」

その後、余った生地をフリオが適当にくりぬき、オーブンの中にイン。

「40分で焼けるからな。」
「楽しみッス!」
「喜んでくれるかな?」
「あったり前だろ!」

むにっ

「渡すときは笑顔で渡すッスよ!」

むにっ

「ティーダこそひきつった笑顔はダメだよ?」
「まかせとけって!」

お互いにこりと笑った後、頬から手を離す。
もうすぐで40分。

甘い臭いが部屋を包んだ。
チンッ!

「うん、うまく焼けてる。」
「ひとつ味見!」
「あ、コラ。」
「うめぇ!」

ティナも食べるッスよと渡されたクッキーはまだ熱々。
柔らかくてホクホクで、甘くて。

「おいしい。」
「よかった。じゃぁ、少し冷ましたらラッピングだな。」

「フリオニール。」

振り替えるとライトが袋を差し出すようにしてたっていた。

「あぁ、すまない。ありがとう。」
「何々?何スかそれ!」
「ラッピングの袋だよ。」
「買ってきてくれたの?」
「あぁ。」
「ありがとう。」

ライトはクッキーを一枚もらうと、どういたしましてと去っていった。





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