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□これは病でしょうか?
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何故だろうか、
君を見ていると、
とても………熱い。
「なぁ、セシル?」
「何だい?」
「俺、病気なのかな…。」
セシルがえっと言いながら振り向いた。
「気持ちが悪いの?頭痛いとか…?薬とってこようか?」
「いや、そーれはあんまり意味無いと思うッス。」
セシルはさらに首をかしげた。
でも、俺がため息ついたので勘づいたらしい。
「あ、ユウナ……、どうしたのティーダ、そんなあわてて。」
「っセーシールー!かまかけたッスね!」
「ごめんごめん。」
俺は枕に顔を埋めた。
「だって、おかしいッス。」
「何が?」
「ユウナの事見てると、こう…ぞわぞわってして、それに1人にさせるのも不安で……。まるで……。」
(やっと自覚したのかな?)
「もうユウナが俺に対してだけ何かの病原体を出してるとしか、考えらんないッス!」
(ちっがーう!)
だっておかしいだろ?
胸が熱くなってさ…。
「こんなこと、今まで無かった…。」
「過去を思い出したのか?」
「いーや、全然!そんな気がするだけッス。」
そんなにもやもやするなら、本人に会えば良いんじゃないかな?
セシルがそういうので、俺はユウナを探しに外へ出た。
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