Private Lessonフォレスト版
□Lesson6
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「つぼみちゃん大丈夫?」
ぼんやりしていた頭がお兄ちゃんの声に反応する。
ん?
私、お兄ちゃんにお姫様抱っこされてるの?
体に力が入らない…
焦点の合わない瞳が、お兄ちゃんの瞳に辿り着く…
わっ…
お兄ちゃん、顔近い…
長い睫毛の大きな瞳から視線をそらして、
柔らかそうな唇に移す。
キスしてほしい…
私は瞳を閉じた。
…………
「ねえ、どんな感じ?僕にオシッコしてるとこまで見られちゃっうのって」
「………」
そうでした。
私、さっきまでそんな痴態を晒してしまっていたのでした。
憧れのお姫様抱っこされて、ロマンチックな気分なっていたのを一気に引き戻される。
恥ずかしくなって、お兄ちゃんの胸に顔を埋めるといい匂いがした…
ギュッ
どさくさに紛れてお兄ちゃんに抱きつく。
「どうしたの?つぼみちゃん、僕にま○こ拭いてもらったら、またイっちゃったの思い出しちゃった?」
「………」
そう意地悪く笑って、私をベッドの上に優しく横たえた。
「………」
いい雰囲気だったのにっっ
お兄ちゃんのバカっ!
キス…
してほしかったな…
これから…
続き…
しちゃうの?
「少し休んだら数学のお勉強するよ」
「………」
「今から数学やるの?」
この流れだとベッドの上で最後まで…
…するんじゃないの?
「スケベなつぼみちゃんの期待に答えられなくて悪いけど、もうすぐ叔母さん帰ってくるし」
呆れたように冷たく言うお兄ちゃんの視線の先にある時計を見る。
「あっ、もう、こんな時間っ!そんなに時間がたってたの?」
「気がつかなかった?」
お兄ちゃんが切りかえが早すぎるんだよ!
「肝心の数学がこんなんじゃ僕の立場がないからね」
そりゃあ、お兄ちゃんはK大の首席だもんね、スポーツだって万能だし…
どうせ私はバカですよっ
「それに、エッチなだけの女の子はすぐに男に飽きられちゃうよ。」
「ちょっ、エッチなだけって何よっ」
「ま○この方は、なかなか淫乱で教えがいあってよろしいんだけどね〜」
頭をコンコンと叩いて
「もっと、こっちも呑み込みが早いといいんだけどなっ」
何よっ…何よっ