「新婚みたいで、こういうのもいいね」
今、
新婚?
って言ったの?
聞き間違いじゃないよね?
いや〜んっ
つぼみ、照れちゃうっ
「ほらほら、早く服脱いで」
「んっ?服を?脱ぐ?なんで?」
私のセーターを捲り上げ、背中のブラのホックを手早く外してしまう。
「服の上からしてどうする?エプロンと言えば裸にでしょ?」
なあんだー、
そういうエッチ目的かー
ガクッ
捲り上げられたセーターとブラを直している私の手を制し、
スカートのファスナーを下げて一気にパンティーを脱がしにかかる。
「ちょっとぉ」
付き合いはじめて、結構、強引なんだってわかった。
いつだって私の反論は聞かないし、むしろ嫌がられると燃えちゃうタイプ。
「やあ、そんなの、やだって」
抵抗も空しくあっと言う間に下半身を裸にされて、
上半身だってセーターが捲れ上がったままだから乳首まで見えちゃってるよ。
でも、いくらなんでも裸にエプロンなんて滑稽で恥ずかしいよ。
「お・ね・が・い」
えっ?
お願い?
「こんなことお願いするのはつぼみが初めてだよ」
私がはじめて?
それって…
私は特別ってこと?
きっと、お兄ちゃんは女の子を喜ばせるのが上手いんだ。
でも、そんな風にお願いなんてされたら、
私、本気にしちゃうよ?
「嘘じゃない。一緒に料理作るのもつぼみが初めて。僕、今までまともに女の子と付き合ったことなんてなかったから」
そっ、そんなこと、このタイミングで言うのは反則っ
「ずっと一緒にいたいって思うのはつぼみだけなんだよ」
もうっ、もうっ、
私、裸エプロンだって、なんだってするよっっ