Private Lessonフォレスト版

□Lesson4
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一週間をこんなに長いと感じたのは初めてかもしれない。

やっとゼミが終わって久しぶりにお兄ちゃんに会うと、やっぱり嬉しくてしょうがなかった。

でも、あんなことがあった後でお兄ちゃんの顔なんてまともに見れないよ。

「はいっ、これ」

お兄ちゃんは紙袋を差し出した。

「何?」

それは私の大好きなブランドの紙袋。

「開けてみてよ」

開けてみると中から可愛いカットソーがあらわれた。

「わぁ、かっ可愛い!
これっ、これっ、ほしかったのっ!」

これって高いのに…

「いいのぉ?」


「ほら、この間、僕が無理矢理カットソーの襟口広げたから伸びちゃってなかった?」

あっ、そうかも
そういえば、あの時襟口を広げられて腰まで下ろされちゃったんだっけ…

やだ、恥ずかしいこと思い出しちゃった…

反射的に体が熱くなる…

「気に入ってくれた?」

お兄ちゃんが私のためにわざわざ買っきてくれたなんてっ

「うん、お兄ちゃん、ありがとうっ」

嬉しすぎるっっ

「それじゃあ数学の勉強始めようか?一週間分の問題集だしてね。答え合わせするから」

今まで通りの優しいお兄ちゃんに戻ってて、ちょっとだけ肩すかしをくってしまう…

別にエッチなこと期待してたわけじゃないけど…

ちっ違うけどっ…

なんか寂しい…

お兄ちゃんって私のことどう思ってるのかな?

お兄ちゃんも私のこと好きだからあーゆエッチなことした…の?


「ねぇ、ねぇ、お兄ちゃんは彼女とかっているの?」

私はずっと気になっていた事を口にした。

「彼女?特定の相手ってことならいないかな」

「えっ、特定の相手はいないってどういう意味?」

意外な答えに胸がざわざわする。

「言葉通りだよ」

お兄ちゃんは一週間分の問題集の答え合わせをしながら顔も上げずに答えた。

「じゃあ、恋人じゃないけど仲のいい女の子はいるってこと?好きな人はいるの?」

「つぼみちゃん、なあに?今日は僕の詮索?」

お兄ちゃんは一瞬顔を上げてそう言い、

「そういうわけじゃ…」

しどろもどろになる私を一瞥して、

すぐに問題集に視線を落として言葉を続ける。

「そういうわけじゃないなら何?
それとも気持ちいいことされて僕に恋でもしちゃった?」

更に続けて、さもどうでもいいことのように、

「時々、会ってセックスする女の子が何人かいるだけだよ。恋人でも何でもない。そんな性欲を満たすだけの関係。これで気がすんだ?」

私にとっては衝撃的なことを言った。

「せっ…せっくす?なっなんにんかっ…て?」

「じゃあ、わっ…私もその中の一人なの?」

驚く私の質問には答えてもくれずに、

「そんなことより、結構、間違ってるね。教えたばかりのこんな簡単な問題も解けないの?」

見下すような冷たい目で私を見て言放つ。

「エッチなことで頭いっぱいにして毎日オ○ニーばっかりしてた?」

「なっ」

「このエロま○こ!」

スカートの上から私のアソコをペン先でグリグリした。

「うっ…うっ…うっ」

私は、やるせない気持ちになって涙がポロポロと溢れ出す。
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