Private Lessonフォレスト版

―第3章― 恋の罪
Lesson22
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お兄ちゃんの部屋は白で統一され、男の部屋とは思えないほど綺麗に片付いている。

奥の寝室には一人暮らしの割には大きめのベットがあり、良からぬことを想像してしまう。

綺麗な女の人だったなあ。

そっと、ベットに寝そべり、枕に顔を埋めてお兄ちゃんの匂いを嗅いだ。

「いい匂い…」

それだけで、もうアソコがじゅんわりと濡れてくる。

うんうん、じゅんわりどこじゃない。

パンティーの端から指を突っ込まれて、「こんなにビチョビチョにして、つぼみはエッチな子だな」と意地悪く耳元で囁きながら好きに弄くってほしいのに。


このベットで……

あの女の人とも……寝たの?

そう疑わずにはいられない。


はあっと、ため息をつきながら体を起こし退屈しのぎに本棚をみることにした。

小難しいタイトルの本と洋書が並び、その本棚からお兄ちゃんがインテリアにも興味があることがわかった。

『本棚を見ればその人がわかるんだよ』って言って、少女漫画ばっかりの私の本棚を笑ったけど。

それに比べたら高尚な本棚ですこと。

退屈しのぎに読む本なんか一冊もないじゃない!

っと、ふて腐れてたところで、

「あった!」

私にも楽しめそうなものが一冊だけ。

卒業アルバムと背にかかれた本を取り出しパラパラとめくり、

同じ制服を着た男女の顔写真が並ぶ中、そこだけ違う雰囲気を作り出す美少年に指をとめた。

憂いある微笑みを浮かべ、居るだけで絵になるのは美しい者だけに許された特権だよ。

「やっぱり、お兄ちゃんってカッコイイな」

えへへっ、いいもん見つけちゃったよーだ。

「携帯で撮っちゃおうっ!」

そう思いついて、カメラモードにした携帯をアルバムの中の美少年に向けた時、

隣のページの女子の中にも、ものすごい美少女がいることに気がついた。

雨宮 瞳子(とうこ)

名字の順からしてもお兄ちゃんと対をなすような形で載っている。

ふうぅーん、高校の同級生だったんだーー。

「フンだっ!学年一の美男美女なんて、そんなカップル、面白くもなんともないよーだ」

私はアッカンベーをして彼女の顔をピンッと指で弾いてみたところで、

カップル?

そう言ってしまった自分にハッとする。

何、いってんの私、別にその女(ひと)が元カノと決まったわけじゃないのに。

そう、不覚にも、私は二人がお似合いのカップルだと、知らず知らずのうちに認めてしまっていたのだ。 少年に向けた時、女子のページの中に同じ雰囲気を作り出している美少女をみつける。

雨宮 瞳子(とうこ)

と名前があり、名字の順からしてもお兄ちゃんと対をなすような形で載っている。

高校の同級生だったんだ。

「フンだっ!学年一の美男美女なんて、そんなカップル、面白くもなんともないよーだ」

私はアッカンベーをして彼女の顔をピンッと指で弾いたところで、

カップル?

そう言ってしまった自分にハッとする。

何、いってんの私、別にその女(ひと)が元カノと決まったわけじゃないのに。

そう、不覚にも、私は二人がお似合いのカップルだと、知らず知らずのうちに認めてしまっていたのだ。
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