Private Lessonフォレスト版

□Lesson15
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「着いたよ」

そこは会員制のリゾートホテルだった。

「部屋とってあるから荷物おきに行こうか?」

案内されたのはクラブフロア!

「すっ、すごいっ」

しかも、スイート!

ボーイさんが荷物を運んでくれると、

「失礼致します」

その後から女の人が入って来てテーブルに水着を並べてくれた。

「わぁ、可愛いっ」

どれも可愛くて目移りしちゃう なっ。

「レストランのドレスコードに合うワンピースなども何着かご用意致しましたので、ごゆっくり御試着ください」

そう言うとお辞儀をして出て行ってしまった。

「着てごらん」

「うん」


「つぼみってホント色白だね」

そんなにジロジロみられて、お兄ちゃんの目の前で着替えって恥ずかしいっ

「これいいんじゃない?体のラインが綺麗にみえるよ」

お兄ちゃんは水着の肩ひもを結びながら鏡に映る私を見つめる。

「髪も上げた方が可愛いよ」

ちょっと後れ毛を出したりしてと、

その度にお兄ちゃんの指先が首筋や耳たぶに触れる。

髪を梳かれるのも気持ちいい…

器用に髪をまとめ上げ水着とお揃いのシュシュで結んでくれた。

やっぱりセンスいいな、選んでくれた水着もシンプルでとっても素敵。

でも、ちょっと私には大人っぽいような…

「こっちのピンクのフリルのはダメかな?」

「ちょっと子供っぽくなあい?」

確かに…ブリブリかな?

「ピンクの方が気に入ったの?」

「うっ…うん」

「じゃあ、両方買ってあげるよ」

「えーーっ、悪いよ、お兄ちゃんの選んだのにするぅーー」

慌てる私におかまいなしに、

「あっ、これも、いいね」

上品な白いワンピースを手に取って私にあてがう。

「ほら鏡みて?」

すっごく楽しそうに選んでくれてこういうの嬉しいな。

あれっ、このワンピース、お兄ちゃんのお母さんがよく好んで着ていたのに似てる。

お兄ちゃん、気づいてない?
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