Private Lessonフォレスト版
□Lesson15
3ページ/5ページ
「着いたよ」
そこは会員制のリゾートホテルだった。
「部屋とってあるから荷物おきに行こうか?」
案内されたのはクラブフロア!
「すっ、すごいっ」
しかも、スイート!
ボーイさんが荷物を運んでくれると、
「失礼致します」
その後から女の人が入って来てテーブルに水着を並べてくれた。
「わぁ、可愛いっ」
どれも可愛くて目移りしちゃう なっ。
「レストランのドレスコードに合うワンピースなども何着かご用意致しましたので、ごゆっくり御試着ください」
そう言うとお辞儀をして出て行ってしまった。
「着てごらん」
「うん」
「つぼみってホント色白だね」
そんなにジロジロみられて、お兄ちゃんの目の前で着替えって恥ずかしいっ
「これいいんじゃない?体のラインが綺麗にみえるよ」
お兄ちゃんは水着の肩ひもを結びながら鏡に映る私を見つめる。
「髪も上げた方が可愛いよ」
ちょっと後れ毛を出したりしてと、
その度にお兄ちゃんの指先が首筋や耳たぶに触れる。
髪を梳かれるのも気持ちいい…
器用に髪をまとめ上げ水着とお揃いのシュシュで結んでくれた。
やっぱりセンスいいな、選んでくれた水着もシンプルでとっても素敵。
でも、ちょっと私には大人っぽいような…
「こっちのピンクのフリルのはダメかな?」
「ちょっと子供っぽくなあい?」
確かに…ブリブリかな?
「ピンクの方が気に入ったの?」
「うっ…うん」
「じゃあ、両方買ってあげるよ」
「えーーっ、悪いよ、お兄ちゃんの選んだのにするぅーー」
慌てる私におかまいなしに、
「あっ、これも、いいね」
上品な白いワンピースを手に取って私にあてがう。
「ほら鏡みて?」
すっごく楽しそうに選んでくれてこういうの嬉しいな。
あれっ、このワンピース、お兄ちゃんのお母さんがよく好んで着ていたのに似てる。
お兄ちゃん、気づいてない?