Private Lessonフォレスト版
□Lesson7
3ページ/3ページ
「いったいトイレで何してたの?」
お兄ちゃんの髪のいい匂いが上から降ってきて目眩がしそう…
その完璧なまでに綺麗すぎる顔にみつめられと、
さっきまでの行為を口にするのは、
惨めすぎて、
恥ずかしすぎて、
早くここから逃げ出したい。
顔を背けると、お兄ちゃんは私の顎を掴んで自分の方を向かせる。
「僕は何してたのか聞いてるの。ちゃんと質問には答えて」
わかってるくせに…
「だって…お兄ちゃん…何にも…してくれない…」
「もう一回言うよ、トイレで何してたの?」
わかってるくせに…
恥ずかしいことをわざと言わせてもっと惨めにさせる…
「トイレで……」
「トイレで何?」
「トイレでオ○ニーしてました。」
バレているとはいえ、自分の口から言葉にすると顔から火がでるほど恥ずかしい。
「つぼみちゃん、僕との勉強時間を抜け出してトイレでオ○ニーしてるなんて、そういうの淫乱っていうんだよ」
お兄ちゃんは冷たく言って、私から体を離して反対側の壁にもたれ掛かった。
急に生まれた体の距離に寂しさを感じる…
「そんなにエッチしたくてしょうがないの?」
「私…もう…我慢出来ないっ…してっ…してよっ…お兄ちゃんっ…」
脚をモジつかせて、切実な想いを打ち明けるのに、
軽く腕を組んで私を見つめるだけで何にも言ってくれない。
長いまつ毛が瞬きするたび揺れて、
ゾクッとするほど色っぽい…
でも何も言ってくれない…
何か言ってよ!
黙ってられると余計に惨めで恥ずかしいよ…
「おねだりでもしたら?」
暫くして、やっと、お兄ちゃんがこの気まずい沈黙を破って口を開いた。
「おねだり?」
「そう、僕の喜びそうなこと自分で考えてしてみてよ」
次章→Lesson8