Private Lessonフォレスト版

□Lesson6
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「何よっ、お兄ちゃんがエッチなことしだしたんじゃない」

「おかげでスッキリしたでしょ?3回もイったんだし、これで勉強にも集中出来るんじゃない?」

「スッキリって…人のこと欲求不満みたっ…」

「最初に誘ったのはつぼみちゃんだよ?」

私の言葉を遮ってキッパリ言って黙らせた。


「お兄ちゃんは…?
その…しなくていいの?」

「僕の事はいいよ」

「私じゃ物足りないの?そっ…その気にならない?
私ばっかり、裸見られて…恥ずかしいことされてるなんて…
私、お兄ちゃんとちゃんと…その……っ」

お兄ちゃんは、私の唇に人差し指を立てて言葉を制した。

「つぼみちゃん、そんなに簡単に男に手の内を見せちゃ駄目だよ。男をいい気にさせちゃうよ」

どういう意味?

全然、話がかみ合ってないんですけど。

いいようにあしらわれてる…

私は渋々と椅子に腰掛けて問題をときはじめた。

「やれば出来るじゃない?」

あれっ?

「すごいっ、すごい、お利口さんだね」

なんかスラスラ解ける。

私、よっきゅうふまんだったのかな?

お兄ちゃんの言う通りスッキリしたから?

「僕、頭の回転の早い女の子って好きだな」

うふっ、好きだって!

お兄ちゃんに褒められちゃった。

嬉しいなっっ

俄然やる気がでて頑張っちゃう!

「その調子」

お兄ちゃんは私が問題を解くのを隣で見ながら、正解に次々と赤で丸を付けてくれる。

「すごいね、つぼみちゃん、全問正解だよ」

そう言って最後の解答には赤丸の代わりにハートマークを描いてくれた。

えっ、ハート?

キャッーー

私の胸もハートマークになっちゃってるかも。

「数学、楽しくなってきた?」

「うんっ、楽しい!」

数学っていうか、お兄ちゃんに褒められたり、こうしてるのが楽しいっっ

「つぼみちゃんってホント可愛いね。
何でもきっかけさえ掴めば楽しくなるよ」

お兄ちゃんの手が優しく胸に触れる。

「ふうんっ…」

急に胸に触れられて、なんかウズウズしちゃう…

「いい子にしてれば、これからも可愛がってあげるから」

「うんっ」

今日はあんまり胸は触ってもらえなかったから嬉しい…

「あっ…ふうん」

「ほらっ、キスしてほしかったんでしょ?」

お兄ちゃんに頬を引き寄せられて、

「んんっ…おっお兄ちゃあん…」

もう堪らなくなって、私からキスした。

もっと…もっと…

唇を開いて深い深いキスを…

「んふふっ、つぼみちゃん、盛り上がってるとこ悪いけど叔母さん、帰ってきたみたい」

「えっ?」

「車の音がしてる」

暫くして、玄関のドアがドーンと開くのと同時に

「つぼみちょっと来てー、悪いけど未来くんも来くれない?紙袋がいっぱいなのよー!車から出すのを手伝ってー」

お母さんの大声が響いた。

プッ

お兄ちゃんと私は顔を見合わせて笑った。



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