Private Lessonフォレスト版
□Lesson2
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ピロリロリ〜ン
「つぼみちゃん、エッチだね」
シャッター音がし顔を上げると、携帯を片手に悪戯っぽく言うお兄ちゃんと鏡の中で目が合った。
「撮ったの?いやっ、いやっ、消してよ、お願い」
震えた声で訴えると涙がポロポロ溢れ出す。
「ほら、つぼみちゃん、ちゃんとこっち見なきゃだめでしょ?」
グイッと顎を掴まれ強引に鏡の方を向けられる。
「エロいねぇ、まさか、つぼみちゃんが鏡の前でま○こ見せてびちょびょにしてるとはね。
みんなが知ったらどう思うかな?
これ送信しちゃう?」
ボタンを押す真似をするので慌てて
「やっ、お願い、それだけはやめて、やめてっ」
泣きながら縋るように言うと、
「見て見て、よく撮れてるでしょ?
えっちなお汁が垂れてるとこまで映ってるよ。
送信がだめなら待ち受けにしちゃおうかな?」
「やっ、いやっ、やめてっ」
「やめてもいいけど、僕の言うこと何でも聞く?」
私は大きく頷いた。
「うーん、何からしてもらおっかな?」
首を傾げてさも楽しいといった様子で考え込む
「ふふっ、本当は突っ込みたいとこだけど、お初だしね、慣らしていかないと」
その時、
パタンッ
玄関のドアが開く音がして、
「つぼみ、ただいまー、
未来くーん、来てるー?」
お母さんが帰ってきた。
お兄ちゃんは「残念」と肩をすくめて
「下に行って叔母さんの相手してるから、露出度の低い服に着替えて降りといで」
頬にチュッとキスをして軽く抱き締めてから立ち上がり、
ドアの所で振り返って、
「続きは今度ね、叔母さんに言ったら送信しちゃうよん」
そういうと悪戯っぽくウインクした。
ウインクなんてキザだけど、お兄ちゃんがすると絵になるなと朦朧とする頭でそう思った。