Private Lessonフォレスト版
□Lesson24
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一華伯母さんの儚くも切ない恋は、そのページで幕を閉じた。
「人の秘密を盗み読むのは楽しい?」
「うっ、うわあっ!」
めっ、目の前にお兄ちゃんの顔があって、あんまり驚いてベットから落っこちてしまった。
「おっ、お兄ちゃんっっ」
いつ戻って来てたの?
どっ、どうしよう?
日記を読むのに夢中で全然気がつかなかった。
「大丈夫?」
「う…ん、ごっ、ごめんなさい…」
お兄ちゃんは大して気にする風もなく、私を抱き起こしてからベットの上に腰かけ、そのまま自分の膝の上に座らせる。
「お兄ちゃん、怒って……ないの?」
「まあ、僕もつぼみを部屋に一人ぼっちにしちゃったからしょうがないっかな…」
「本当に、ごめんなさい」
「いいよ、いずれ話すつもりだったしね。それにしても、すごい泣き顔だね?」
日記のことにはそれ以上は触れず、サイドテーブルの引き出しを開けると中からティッシュを取り出して私の涙を拭い、
「はいっ、チーンして」
「うっん…おっにぃ、ぶっ…しゅっん…」
……鼻までかんでくれた。
そんなとこにティッシュが入っていたの?
どうりで探してもないわけだ。
「それともお仕置きしてほしい?」
おしおき?
そんなこと耳元で聞かれたら、吹きかかったお兄ちゃんの息に感じちゃう。
そういえば前にもされたことある。
お尻叩かれて、はじめて……
はじめて、ア…アソコを……舐められちゃったんだっけ。
おしっこしてるとこまで見られちゃった。
……お仕置き……
また、されたい……かも、
なんて言えないよ。