捧げ物・頂き物・イベント物

□七夕
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 七夕を過ぎたため、笹を燃やそうと括り付けた柱から取り外すと大王の書いた短冊が外れて落ちてきた。

「『セーラーが欲しい』……」

「鬼男君!?もしかして、セーラーに目覚めた!?」

 頭のどこかで、何かがぷっつーんと切れたような音がした気がする。
 笹の音に紛れていたから聞き間違いかもしれないが。

「目覚めるわけ無いだろこの変体大王イカァ!!」

「エイグハットォ!!」

 こんな願い叶えられて堪るか。叶えないとは思うけど、念のため。
 短冊を爪で引き裂く。

「うあぁっ!!俺の短冊!何すんの鬼男君!」

「あんな願い書いた短冊燃やせるか!」

「何で!?」

「他にもあるんじゃないだろうな!?」

 と言う訳で短冊最終チェック。
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