捧げ物・頂き物・イベント物

□運動会日和
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 綱引きが始まった。僕は出場しないので観客席で見ているだけだ。
「鬼男くーん!ガンバーーー!」
 白がおしている。鬼男さんがいるからだろうとなんとなく察しが付いた。
 結果は白の勝ち。というか、圧勝だった。
「芭蕉さん、頑張ったじゃないですか」
「ホント!?曽良君に褒められちゃった〜!!」


 次は五人リレー。出場するのはケンジさん、妹子さん、鬼男さん、半蔵さん、なぜか閻魔さんだ。
 スタートした。ケンジさんが走り出す。
 体育館を一周して、次の人にバトンをパスする。
 二番手は半蔵さんだ。閻魔さん以外は、全員が運動神経が良いから心配することは無いだろう。
「妹子ー頑張るでおまー!!」
「半蔵頑張れーー」
 赤にかなりの差をつけ、アンカーの鬼男さんにバトンが渡される。
 鬼男さんにバトンを渡した閻魔さんは肩で息をしている。すぐ息切れするのに、何故あの人出たんだろう。
 結果は、白の勝ちだ。
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