青祓 ver.
□第七話 儀式
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《おい修造…儀式だそうだ…やらせてやるか?》
「別に構わんよ…」
俺はゆっくりと移動を止めながら、下に佇む燐を見つめた。
少しうつ向きながら、なんとなく赤くなっているのは気のせいか?
「とにかく…キスすれば問題ないんだよな…?志摩も死ななくて済むんだよな?」
《あぁ、そうだ。》
「それなら…ッ」
ぎゅっと目を瞑った燐が、俺に勢いに任せるようにしてキスをしてきた。
わかっている、儀式という形式的なキスなのに、あまりにも燐の身体は熱かった。
それが堪らなく心地よくて、離さないようにしてやった。
『ごめんな、燐。俺、使い魔出すと、性格も変わるし…、ちょぉっと大胆になるんや』
「は…ッ、?」
ポカンとしている燐を抱き寄せてから、思い切り口付ける。
勢いに任せて、薄く開いている口内へ舌を滑り込ませ、そのまま燐の舌を絡めとる。
そして、まるで慣れていない燐の舌を、弄ぶように楽しんだ。
『んっ…苦しかった?』
「ッはぁ…、は…馬鹿、…じゃねぇの…、!!////」
燐の顔は驚くほど真っ赤で、身体は燃えるように熱かった。
-第七話 完-