小春日和
□世界の広さに感動
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『ひええぇ……』
「何その反応、可愛いわね」
『わーいありがとー』
さて皆さん、私たち(私と委員長ね)は今どこにいるでしょう。
1.氷帝学園前
2.氷帝学園前
3.氷帝学園前
はい、隠れ4番を作らなかった方せいかーい。
……ごめん。知る人ぞ知る√3点を食らうところだね。
それにしても……
『デカいなー………』
「弥生、口を閉じなさい」
『はーい』
委員長に言われた通り口を閉じると、いい子ねと言って優しく撫でられた。結構嬉しい。
「じゃあ、行きましょう?……それから、くれぐれもナルシストと変態に注意するのよ」
『うん。泣きぼくろ氏と丸メガネ氏でしょ』
「ええ。……帽子被せて顔も隠したし、足も長ズボンだから見えないし、大丈夫だとは思うけど……」
やだな委員長。私平凡な顔だから狙われないよ。委員長の方がアブナイよ。
私がそう思っているのを知ってか知らずか、委員長は爽やかな笑顔で「行きましょうか」と校舎の中へと足を踏み入れた。
私も急いで委員長の後に続く。
『テニスコートどこだろーね』
「……華地を寄越さないと――(自主規制)――するわよ、って言っといたんだけど……」
………私は何も聞いていません。
「……遅く、なって…すみません……」
「あら、いいのよ。華地くんが気にすることはないわ」
『お迎えありがとーございます』
「……ウス」
現れたのは、超巨人でした。
なんて、背が高くて大きな身体の華地くんとやらが来てくれただけなんだけど。
「それじゃあ、連れて行ってもらえる?」
「ウス」
『リョーマくんもういるかなー』
楽しみだ。
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