長編・中編・シリーズ

□怠惰シンドローム
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「……なぁ、黒子」
「何ですか」
「今日、何日目?」
「……カップラーメン四つ、四日目です」
「…………あぁ」



もうそんなに経つっけか



カーテンの閉め切った湿った暗室に
ゲーム音と空しく声だけが響いた



両足でキーボードを弄りながら両手でコントローラーを操作していた黒子はその言葉に顔を上げた



「何を今更」
「いや、特にねーけど。俺達のようなやつのこと引きこもりっていうんだよな」
「僕はもう外でハッスルする気はありませんよ、めんどくさい」
「……まぁ、それは俺もだけどさ」



各々画面を眺めながら進んでいくストーリー、歩いていく主人公を操作し続ける
黒子テツヤ8歳
花宮真9歳

AM4時
今日も圧倒的に全開に引きこもりを送っています






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