池袋最強とトリップ少女
□池袋人の憂鬱
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で
着替えが終わった私は事情聴取をされた。
コスプレしながら事情聴取されるとかかなりシュールなんじゃないかとか思いながら、
私が池袋に来た日の事を話すと狩沢さんと遊馬崎さんは大興奮していたが、なんか門田さんはめちゃくちゃ冷静に話し聞いてくれてる。
何て言うんだっけこれ……あぁ、カオス?
「なんかどっかのアニメみたいだな」
「私も思いましたけど実際に自分が中心にいるとかなり怖いですよ。信じてもらえなくてポイされたらとか………」
「視界が白くなった時に脳内に声とか響かなかったっスか!?」
「いつのまにか体に謎の印が刻まれてたり 超能力が使えるようになってたり!!」
「うるさいぞお前ら」
門田さんの一喝で2人は渋々黙った。
「それで、今はどうしてるんだ?」
「へぁ?あ!今は静雄さんのトコでお世話になってます!」
「それなんてエロゲ?」
「ですよね」
狩沢さんが私と同じこと思ってたよ。
「実は不思議な力が宿るのとかもちょっと期待してました
で、話しは変わりますけど、コレもう脱いでいいですか…」
「え!もう!?」
「もったいないッスよ!」
コスプレにいたたまれなくなったので脱きたいと言ったらブーイングを受けた。
なんでやねん。←思わず
もっと可愛い子に頼んでください。なんかもうホント恥ずかしいわぁ…
生地…とか、馴れないし!
なんかアレだ、感覚としてはコレは…
普段めったにスカート穿かない人がイキナリスカートを穿いた時の感覚に近いんじゃないだろうか。
「せめて写メ!写メ撮らせて!!」
狩沢さんが目を輝かせながらそう言ってきた。
「ぅ……ぐ!」
お美しいお姉さまのこの瞳の輝きを見て、誰が断れるだろうか。
負けたぜ、お姉さんよ…。
かくして私は、狩沢さんと遊馬崎さんに、写真を流失させたりしないと言うことを約束に写真を撮りまくられた。
そしてなんかその間に敬語いらないとか言われてなんだかんだでメアドも交換した
けど
コスプレはもうしない、絶対
絶対にだ!
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