池袋最強とトリップ少女

□この世界のおはなし
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千歳はいつものように、朝から静雄さんを堪能して送り出し、ひととおりの家事を済ませてボーっとしていた。



「…今って、いつなんだろ」


いや、月、日、曜日とかでなく。


「どのへんまで進んでるのかな…」


トリップしてきてから、ちゃんとした情報がない千歳は、“デュラララ”が今どこまで進んでいるのかまったくわからなかった。


「今、みんな何歳なんだろ」


ダラーズは?罪歌は?杏里ちゃんは?正臣は?全部終わってるの?まだ始まってないの?


それとも、私のいるこの世界はいわゆるIFストーリーみたいなものなのかな


「…………………よし、正臣だ」


今おいくつですか、とか聞いても全然失礼じゃない奴って言ったら正臣だ!

よし、そうと決まればさっそく電…話…………。



「しまった…」


正臣の番号しらない。


「くっそぉおおおおおお!!正臣めぇええ!!おぬしそれでもナンパ師か!知らんけど!!」


まぁうっかりしてたのは私だけどな。


今日の真実を知る為の行動は積んだなコレ。


ふらっと外に出たって平日なんだし、偶然会える確率なんて少女漫画のご都合展開じゃないんだから低いだろうし


「これはアレだ。運にまかせようではないか

今日はもう外に出る気ないけど」


完全に勢いを無くしたので、なんか飲もうと思って冷蔵庫開けたら新事実発覚。


「牛乳が…無い…だと!?」


そうか、静雄さん毎朝飲むから消費早いんだ。














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