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□星に願いを3
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「見ててね、ダン」


そう呟いて海を背にする。すると後の方で水がバシャバシャと音をたてる。


誰かいたのかな?


「帰ろ…」


音を気にしないで歩き出すと今度聞こえてきたのはサッサッと砂浜を蹴って走るような音。音の持ち主は私の近くで止まった。


なんか怖いな…。


暗いというだけで恐怖感がどんどん高まりなかなか振り向けなかった。
音の持ち主は一歩ずつゆっくり私に近づいてくる。


「バトスピやろうぜ」


思わず肩がビクッとなる。なぜならこのセリフに聞き覚えがあるから。

あれは私がダンを呼びに行った時に言ったもので、誰も知るはずがない。


ゆっくり振り返るとそこには優しい笑みを浮かべたダンがいた。


「ダ…ン?」


「バトスピやろうぜ、まゐ」


「う…そ。ダン…なの?」


「あぁ」


私の目の前にダンがいる…
ずっと会いたいと願っていたダンがいる。


まゐはダンの胸に走った。


「本当に?本当にダンなの?」


「そうだよ」


「夢じゃない?」


まゐは信じられないといった顔で俺をまじまじと見た。


「こうやって俺に触れてるだろ?」


「…っ会いたかった!」


涙を流し再び抱きついてきたまゐを俺はそっと抱きしめ気になっていたことを聞いた。


「髪…切ったのか?」


ダンは以前より短くなった髪を触りながら聞いてきた。


「もう満足したから、いろいろと。でも一番の理由は、光主として旅してた頃からソフィア号にいた時までの思い出が…あなたでいっぱいで辛かったから…」


「…そうか。ごめんな」


「謝らないで?髪なんてまた伸ばせばいいのよ」


「でも…」


「ダンは髪、長い方が好きなの?」


「長くても短くても、俺が好きなのはお前だけだよ」


「ダン…」


ダンはまゐの肩に手を置くと真剣な表情になった。


「まゐ、待たせてごめんな」


「ううん」


「…ただいま」


「おかえり、ダン」


見つめ合った二人はお互い微笑み合い優しいキスを交わした。


「…やっぱ前言撤回!」


「えっ、まゐ?」


「髪は女の命なのよ!せっかく伸ばしたのにっ。だから責任取ってよね!」


「…じゃあ、結婚するか」


「えっ!?」


「急すぎるか?俺は考えてたけど…まぁ、とりあえず一緒に暮らすか」



END


終わりかた微妙。
いろいろ謝りたい!!

まず、ダンが戻るまでの話のとこ(星に願いを2)
自分で勝手に想像してしまった。
疑問に思う所が多々あると思いますが、見逃してくださいm(__)m

私的にシリアス→幸せを意識してやったけど…ごめんなさい。

本当は3つまとめても良かったけど、解りづらいと思いまして…(;^_^A
短いくせに面倒だと思いますが、読んでください(o^-^o)
…いや、もう読んでくれてると願いましょう。






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