purple

□消えた
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まゐがソフィア号を降りてオクトへ行った。

本当は行ってほしくなかった。そう思ってたのは俺だけじゃないと思う。

でもあいつの―、まゐの顔を見たら詳しい理由も聞けず何も言えなかった。



まゐは俺と居て当たり前だといつの間にか勝手に思い込んでいたらしい。

だからいなくなったことに慣れない。



いつもデッキを組んでるとき、俺がなにかしてるときまゐは隣にいた。

お茶を淹れてくれたり、話相手になってくれたり…いつからか、まゐといると心地よいと感じてたのに…


まゐはあの日、悲しそうな笑顔を浮かべて俺の前から消えた。



END



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