捧げもの
□俺だけの
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今日は、銀魂高校文化祭。
学生生活の最大にして最も盛り上がる行事と言っても過言ではないだろう。
その上、他校の生徒が堂々と入ってくることのできる数少ないイベントだ。
そして賑わう各クラスの中でひと際多くの人が集まっている教室があった。
「ちょ、押さないでください!」
志村新八は押し寄せる人の波に声を張り上げた。
3年Z組の教室の前の廊下には、長い長い列ができていた。
そこに並んでいる大半は女性だ。
この3年Z組の出し物は、『執事喫茶』。
確かに問題児が多く、悪評も高い3Zである。
しかし、
「キャーッ!」
イケメンが多いことでも知られていたのだ。
沖田総悟、土方十四郎、高杉晋助を筆頭とし、このクラスの男子は女性に高いに人気を誇っている。
そこを利用しようと提案された出し物がこの『執事喫茶』なのであった。
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