テニプリ2

□ヤンキーの日常
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ドカ
バキ


『・・・』


直ぐに山済みになっていく男達の死体(※生きてます)


顔に付いた血を拭い

そのままスケボーに乗って

学校に向かった


ヒソヒソ

ヒソヒソ


学校に行けば周りは避けて通り


目が合えば直ぐに逃げていく


それが俺の日常


仲間なんかいらない


大切な奴なんかいらない


ガラー


教室のドアを開ければ

騒がしかった教室は
一気に静まり返った


ドカ


窓際の席に座り

外を眺める


隣はテニス部で人気の臭い何とか

前は丸いブタ


嫌だ



嫌だ



テニスはアイツを思い出させる



シャカシャカ


音楽を聞きながらうつぶせになる



音楽を聴くのは


周りの声を遮断させるため



なのに・・・


「はようさん」
「おっはよ」

みんな「おはよう仁王君丸井君」


クラスの声が聞こえ

顔を上げる


バチっと仁王と目が合う


アイツは嫌いだ


解らないが嫌いだ


隣に居る奴も



『・・・』


無言でその場を後にする



向かう先は決まっている



ギィー


屋上


給水タンクに登り


ねっころがる


目をゆっくりと閉じ



眠りにつく








決まって見る夢は零と2人で遊んでいる夢
でも…最後には必ず視界が真っ暗に変わって…
血まみれで倒れる零が出てくる

それが毎回見る俺の夢

永遠に救われない…

















俺は一生十字架を背負って生きていく
 

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