short story 仮

□無関心ボーイ
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無関心ボーイ


今日は、彼氏の隆弘とデート。


でも…


「ねー、これ可愛くない?」

「…そう、なんじゃない?」

「この帽子、隆弘似合いそう!」

「…多分、ね」


そう。
コイツは何ににも興味を示さない無関心ボーイなのよ!


「じゃあ、これ買おー」

「……」


適当に可愛い服を選び隆弘を横目に会計を済ませ、店を出た


「今日ねー、パラダイスっていうドラマの最終回なんだよっ」

「…ん」

「もしかして興味ない?」


分かっている事だけど、聞いてみた


すると こっくりと頷いた隆弘。


私今、絶対に変な顔だ…


なんか苛々した私は、つい口に出してしまった。


「じゃあ、何にだったら興味あるのよっ!!」


その瞬間、私は簡単に唇を奪われた


「んっ…」


唇が離され、隆弘から聞こえた言葉


「西子に興味ある」

「はぁぁっ!?」               


無関心ボーイ

  

(あれ、美味しそう!)
(…そ、だね)

(私のことどう思う?)
(可愛い…)

 

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