魔法界への旅立ち

□第3章
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7月31日必着の返事ってことはハリーはすごくギリギリの返事だったんだ。




それにしても…




封筒の中の教材リストを確認して香於里は思った。




普段着の三角帽なんて本当に生徒は被っているの?




しかも衣類には全て名前をつけておくことってなんだか新学年の一年生みたいなんだけど。




…一年生に入るんだったっけ。






突然周りの話し声が止まり、人々の視線が漏れ鍋の入り口に注がれた。




そこには大男と小柄な男の子が立っていた。



周りの人達は大男に手を振ったり、笑いかけたりしている。



ハリーとハグリッドかな。





話しかけようとしたが周囲の人込みで近寄ることができない。




今、ハリー達と話している神経質そうな若い男はおそらくクィレルだろう。



ヴォルデモートはクィレルが賢者の石を取り損ねた時に頭に憑いたらしい。


その証拠にクィレルはまだターバンをしていない。





ようやく話が終わったようでハリー達は中庭の方へ移動していく。



それを見た香於里はその後を追って行った。




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