魔法界への旅立ち
□第1章
1ページ/6ページ
いつもより肌寒い温度に香於里は眼を覚ました。
今は夏なのになんで、こんなに寒いの?
眼を開けてみるとそこには森林が立ち並んでいた。
しかも、辺りは真っ暗。
・・・きっと疲れてるんだ。それか、ここはまだ夢の中なのかも。
考えた末結論を出したが、夢にしては寒さを感じ、木々のざわめきまで細かに聞こえてくる。
それにしてはリアルなんだけど・・・
なんだか不思議な光景をしばらくボーっと眺めていると突然物音がした。
恐る恐る振り向くと
そこには、見事な髭の持ち主である外国人のお爺さんがいた。
.